2歳、3歳と幼児期に入ると、何を目安にして子供の発達を評価するのか、だんだん怪しくなってきます。そこで分かりやすく1歳以降の発達のマイルストーンをいくつか選んでみましょう。
この時期の上り下りの方法は「引き足」といわれるもので、右足を階段の一段目にかけ次に左足を同じ段に運び、次は右足を二段目、続いて左足を2段目という順序で上り下りします。
2歳半ころになると普通の上り下りが可能となります。
片足で少し立っていられるのは3歳になってからで、「ケンケン」は3歳半、「スキップ」ができるようになるのは5~5歳半ころです。一般に「ケンケンができるようになると、一人遊びができる」などといわれています。
上肢の運動発達の指標としてよく使われるものに、ボール投げがあります。
下手投げでボールを投げることができるのは2歳半から3歳、上手投げは3歳ころ、10センチくらいの軟らかいボールを受け止められるのは5~6歳くらいからです。
一人一人の性格が異なるように、精神運動発達にもそれぞれ個人差がありますが、「発達のマイルストーン」を一つの成長の目安として参考にしていただけたらと思います。