0157-66-2255
0157-66-2255

北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

発達のマイルストーン2

2歳、3歳と幼児期に入ると、何を目安にして子供の発達を評価するのか、だんだん怪しくなってきます。そこで分かりやすく1歳以降の発達のマイルストーンをいくつか選んでみましょう。

この時期の上り下りの方法は「引き足」といわれるもので、右足を階段の一段目にかけ次に左足を同じ段に運び、次は右足を二段目、続いて左足を2段目という順序で上り下りします。

2歳半ころになると普通の上り下りが可能となります。

片足で少し立っていられるのは3歳になってからで、「ケンケン」は3歳半、「スキップ」ができるようになるのは5~5歳半ころです。一般に「ケンケンができるようになると、一人遊びができる」などといわれています。

上肢の運動発達の指標としてよく使われるものに、ボール投げがあります。
下手投げでボールを投げることができるのは2歳半から3歳、上手投げは3歳ころ、10センチくらいの軟らかいボールを受け止められるのは5~6歳くらいからです。

次に各年齢で可能な動作をまとめてみましょう。

  • 1歳半…上手に歩く、両足で飛び上がる、支えて階段を上がる、意味のある単語を2~3言う、絵本を見て知っている物を指さす、コップを少し使う。
  • 2歳…ちょこちょこ走る、一人で階段を上がる、ドアのノブを回す、靴を脱ぐことができる、単語がつながる(2語文が言える)、スプーン、フォークなどを使って自分で食べる。
  • 3歳…片足立ちができる、簡単な会話ができる、まねをして丸が書ける、お母さんの手助けが必要ですが、なんとか一人で衣服を着たり脱いだりする。
  • 5歳…スキップやでんぐり返しができる、主な色がわかる、親と普通に会話ができる。

一人一人の性格が異なるように、精神運動発達にもそれぞれ個人差がありますが、「発達のマイルストーン」を一つの成長の目安として参考にしていただけたらと思います。

Copyright © 2024 北見市 小児科 秋山こどもクリニック

小児科HOMEへ戻る